近年、ファッションジャンルにおいて『和』というテイストが注目されていることはご存知だろうか。
『和』といえば、多くの人が着物や和服を想像するだろう。
今回紹介するのはJXTION。『和テイスト』というジャンルを確立していながらも、日本の文化や伝統をモダンに解釈した服づくりをする今、注目のブランドだ。
ファッションという外見的な要素と合わせ、【粋】というライフスタイルを提案する国内ブランド。特にジャケットや羽織のアイテムは秀逸で、強烈な個性を生み出している。
JXTIONを知ってもらうことで、『和』というイメージをアップデートしてもらえるのでぜひ最後までご覧いただきたい。
JXTIONのジャケットが高品質、高クオリティー
ジャケットの起源
ジャケットとは、15世紀初頭フランス発祥の服飾。当時、鎧の下に着た胴着のモチーフとして作られ、後にファンションとして一般に広まった。
しばらくすると貴族や兵士だけでなく百姓にも普段着として用いられたこときっかけで、需要は一気に加速したといわれてる。
現代ではフォーマルシーンでの着用が多くなり、装飾やデザインも当時よりも豊富になった。また当時は、上流階級の証として、様々な素材や形の個性が生まれていた。
18世紀になりコートの様な長上着の登場で、インナーとして活躍の舞台を移した。そうした中で労働者や一般の上着として定着したとされている。
ジャケットとは格式や身分が高い衣類が、時間をかけて広まった非常に歴史が深い服飾という事だ。現在では、スーツジャケットやミリタリーファッション。カジュアルも含めて多くのジャンルにジャケットは存在する。
すでに現代のファッションの中でも定番となり、欠かせないアイテムとなったジャケット。ではJXTIONのジャケットを詳しく紹介しよう。
和テイストのジャケット『アームドジャケット』
特徴的な小紋柄で和テイストを表現したダブルジャケット。ジャガード織りで作られている小紋柄の生地は一目で『和』を感じさせる、そんな存在感があるジャケットだ。
日本伝統の戦闘服『武装服』をモチーフとしている。袖にも篠籠手<しのごて>を模した大胆な切り替えで和テイストとしての表情を見せる。
無骨で男らしい印象のジャケットなのでデニムや革靴など、ハードなアイテムでのコーディネートがいいだろう。
またマットな質感のメタルボタンを前面に使用している。生地や織り布部分だけでなく細かいパーツにもこだわりを見せているのが【粋】である。
前を開いて羽織として着ることも出来るが、計算し尽くされたボタン配置となっているので、すべてのボタンを留めてダブルジャケットとして前身頃を重ねて着てもらうのが最もジャケットが活きる着方だ。
ボディ部分の大きな切り替えデザインは、メジャーなハイブランドでも用いられる仕様。全体的な雰囲気でも細かなディティールでも、ジャケットとしての存在感は抜群のアイテムだ。
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ファッションとしての強み
JXTIONのレギュラージャケット『アームドジャケット』。ただ変わったデザインや素材で存在感を出しているわけではなく、ブランドとしての存在感やファッションとしての強みもあるのだから感服だ。
まずファッションを語る上で欠かせないのが個性的であること。多くの場合、デザインと希少性が個性を演出する。
JXTIONのジャケットは『和テイスト』という希少性が高いジャンル。素材やデザイン性でも一目で【日本の風】を感じることが出来るはずだ。
このジャケットを羽織り、風を切るように歩く姿はまさしく『粋』という表現にふさわしい。そんなファッションとしての強みも兼ね備えた、個性的なジャケットだ。
ドメスティックブランドJXTION
ドメスティック=国内ブランドの現在
世界中にファンションブランドは存在する。その中でも、日本は文化や豊かさから、世界に誇るファンション大国の様に感じる方も多いだろう。
しかし実はそうではない。2020年では日本のアパレル国内供給量のなんと3%未満なのである。つまり現在市場に流通しているほとんどの服は海外で作られている。
理由の一つとしては90年代後半から00年代にかけて国内を席巻したファストファンションブームだ。その一番の戦略が海外での商品作り、輸入して国内で販売していくことだった。
それまでの高価格・高品質の国産アパレルは影を潜め、低価格の商品が日本のファッションシーンに一気に浸透したのだ。
その一連の流れを善悪で語るつもりはない。
ファストファンションの台頭により、日本は外資ブランドを中心にファッションの低価格化が進んだ。結果として多様なファッションが、どの年代にも広がりファッションのハードルを下げたという、いわば功績にも近いイノベーションだったのだ。
一方でその流れによって国内には、より純度が高くなった、高品質なファッションブランドが存在しているということだ。当然JXTIONもその一つだ。
日本の『和テイスト』をベースに、デザインや生地に至るまでmade in Japanにこだわる。JXTIONの最大の強みであり、高いレベルの服飾を生産できる最も大きな要因だろう。
その先に見据えるJapan+NEXT+〜tionというJXTIONの名8に込められた概念。国内で表現された商品だからこそ感じられる『粋』という美意識。
価格だけではない価値観がそこには存在している。
今後、国内ブランドの生きていく姿勢を体現しているように感じられる。国内ブランドはこんなにも強いモノづくりの力を秘めているということだ。
今後の和テイストの展望
では国内ブランドはこれからどのような展開が待っているのだろうか。
近年、海外では着物や和服の文化に対しての評価が高い。古くは有名画家のクロード・モネやゴッホなどは、日本の和服や情景を題材にした絵画が代表作となるほど海外では『ジャポニズム文化』として浸透している。
コロナ以前の国内観光地では、日本人よりも多くの外国人が着物や日本の文化に感動を覚えていた。ファッションとしての分野でも和テイストの活路はやはり海外の嗜好にあるだろう。
日本の文化は目に見える華やかさだけではなく、目に見えない【粋】という、ライフスタイルにも似た美意識によって磨き上げられたものだ。
JXTIONが作り出す商品にも共通した価値観がある。日本の歴史を、生き方を、そして楽しみ方をファッションに乗せて表現している。
Japan+NEXT+〜tion = JXTION 『次の日本に動作する』と込められた名は、今後の国内ブランドの姿勢を示してくれている様だ。
まとめ
今回JXTION代表格のジャケットを基に、その歴史と国内ブランドについて話をさせてもらった。
『和テイスト』を軸にJXTIONが生み出す商品はどれをとってもこだわりのアイテムだ。またアイテム達から見えてくる表情は、豊かで【粋】なモノばかり。
『和テイスト』とは和服や着物などのファッションという垣根を越えた概念だ。そのイメージを理解してもらえたのではないだろうか。
JXTIONは和服や着物というカテゴリーに囚われず、和と洋服、過去と現代。それらをファッションを通じて融合させているようにも見える。
made in Japanから生み出されるJXTIONの【粋】なファッションの今後を、ぜひこれからも注目してもらいたい。
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